機動戦士ガンダムSEED DESTINY

#32「ステラ」(5/28)
「圧倒的な破壊力」(byロード・ジブリール)で都市の無差別破壊を続けるデストロイガンダムジブリールの「ザフトに協力しているから住民ごと攻撃する」は、どう考えてもやり過ぎ。さすがにロゴスも渋い顔。プラント評議会では、撤退を進言する議員に対してデュランダル議長は徹底抗戦を指示。当初は穏健派として振舞っていた議長も、ここへきてタカ派な振る舞いを見せてきました。
ベルリンで、アークエンジェルフリーダムガンダムが一足お先にデストロイと交戦。やがてミネルバインパルスガンダムも駆けつけ、済し崩し的に共闘へ。お互いが連絡を取って「ここは協力しよう!」とならないあたり、今までの戦いで生じた溝の深さが窺える。
素早い動きでデストロイの懐を攻撃するインパルス。これに焦ったネオ・ロアノークが告げる衝撃の事実「パイロットはステラだ!」…これでシン・アスカは戦意喪失してしまう。でもこれが、ネオがステラ・ルーシェをデストロイに乗せた狙いだったとは思えない*1。ネオにとっても、ステラを乗せたのは苦肉の策だったらしい。とは言え、シンとの約束を破ったのは事実なワケで、その報いとばかりにネオの乗るウィンダムは、キラ・ヤマトのフリーダムに撃墜されてしまう。そして気絶して戦場に放り出されたネオの素顔を見て、アークエンジェルの面々(特にマリュー・ラミアス艦長)は驚愕する。やっぱりフラガ兄貴だったのか…。
ストライクルージュで出撃するカガリと、後を追うムラサメ三機。「このムラサメはカガリ種割れするための生贄かな*2」と思っていたら大間違い。ムラサメは見事なフォーメーションでカオスガンダムを撃墜!凄ぇよ、量産機&名無し(同然の)パイロットらしからぬ大金星だ!…つーかスティング・オークレー、まさかアレで死亡?断末魔のセリフも無く、ブロックワードが何かも明かされず、ドサクサ紛れにフェードアウトでつか?
ステラの説得を試みるシン。「君は死なない!俺が守る!」の口説き文句でステラも一度は心を開くも、その背後に見え隠れするフリーダムの姿に恐怖し暴れだす。ここはスパロボ風に、キラの「魂+てかげん」攻撃でデストロイのHPをギリギリ(10%未満)まで削ってからシンが説得すれば成功したかもしれないのに(根拠ナシ)。そしてフリーダム渾身の一撃によりデストロイは轟沈。鳴り物入りで登場したのに、出番は2話だけとは勿体無い気がする*3。ステラもシンの腕に抱かれて絶命。ただ号泣するばかりのシン…。
果たしてシンは、自分がこの悲劇を招いたことに気づいているのだろうか?たとえ連合に返さなくても、ステラはミネルバ艦内で衰弱死していただろう。デストロイにはスティングが乗り、同じような虐殺が起きていただろう。でも、愛しい人に大量虐殺の業を背負わせ、戦いの末に傷付き死んでゆく…そんな最も惨い最期を迎えさせてしまった事実を、シンが悔いることはあるのだろうか?
ふぅ、今回は怒涛の展開だったなぁ。連合のパイロット&ガンダムは全滅して*4、物語はミネルバザフト)とアークエンジェル(オーブ)の二極化になる模様。ステラの最期を巡ってシンとキラの対決フラグも立ったようだし。

*1:あの慌てぶりから察すると

*2:ムラサメがデストロイorカオスに相次いで撃墜され、その怒りで…とか

*3:終盤に量産化されて大量登場とか…無いよな

*4:生死不明のスティングの含めて