涼宮ハルヒの消失

そんな自宅と職場とを往復するだけの日々の中、数少ない潤いと言えば、通勤電車の中で読む『涼宮ハルヒ』シリーズだったりする。


涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失
作者:谷川流いとうのいぢ
出版社:角川書店
定価:\540
発売日:2004/07

シリーズ4作目の本作は長編で、その名の如くハルヒが消えてしまう物語…ってまんまか。


キョンはある日突然、何の前触れも無く、SOS団が存在しないパラレルワールドに迷い込んでしまう。そしてハルヒSOS団を取り戻すため、過去の世界に旅立つ…というもの。『ハルヒ』のバックボーンにあるトンデモ設定を活かしたSF&サスペンスになっている。
かなりシリアスな内容なので、萌え目当てで『ハルヒ』シリーズを読んでいる人(←俺のことか)は覚悟しておくように。


アニメの方はもうすぐ終了だけど、この人気だとかなりの確立で第2シリーズがあるんだろうな。その時はぜひとも『消失』をアニメ化して欲しい。キョンハルヒSOS団への想いを熱く語っている、いわば『ハルヒ』の集大成なエピソードだから、クライマックス向きかな。あと、キョン役の杉田智和さんのセリフ量がとんでもないことになりそう(笑)。