『School Days』が、もうとんでもない展開になっている件について

ネット各地でのアニメ感想系ブログでは、『School Days』の話題で盛り上がっているワケで、僕も便乗して一筆書いてみる。


今週放送された"セミファイナル"こと11話について。
要は「付き合っている女性が引きこもりになってる隙に、タガが外れたように色々な女とヤりまくっていた男が、ひょんなことから女性たちから総スカンを食らい、結局は自分を一途に想っていた最初の彼女とやり直す」みたいなお話です。


もっとも、本作で言うところの「ひょんなこと」とは…西園寺世界の妊娠なワケですが。
さらに言うと、本作で言うところの「自分を一途に想っていた最初の彼女」と言うのが…死んだ目で包丁を持ち歩いてる上に、繋がっていない携帯電話に延々と話し続ける桂言葉なワケですが。
これこそ『School Days』が『School Days』たる由縁です。そんじょそこいらのヌルいラブコメと一緒にしてはいけません。


で、言葉様は正気を取り返したようですが、入れ替わるように世界がアレな状態に。表向きは誠の子供を妊娠して幸せそうだけどね。
言葉が余りにも強烈過ぎて印象が薄いけど、世界も結構ヤンデレの気があるんだよな。なにしろ原作ゲームでは孕まされた挙句に捨てられた仕返しに、誠を包丁で刺殺するという、プレイヤーにとっては拍手喝采モノの偉業をやってのけたんだからなぁ。


誠は言葉さんと幸せになってね。私は、誠の子供がいれば、それで幸せだから…」なんてヌルいけど平和な結末には、まずならないだろうな。


以下は個人的な雑感。
何度も本Blogで『School Days』のことをネタにしていたけど、実は僕、原作ゲームを全くやったことが無いんですよね(と言うか、ゲーム自体を全くやらないクチでして)。
だから以前は、世のゲーマーが「ノコギリエンド」とか「飛び降りエンド」とかで阿鼻叫喚のトラウマを食らっている様子を、野次馬気分でネタにしていたんですよね、申し訳ない。
しかし、事ここに至ってアニメ版をリアルタイムで視聴して、その展開に一喜一憂して、どんなバッドエンドを迎えるかワクテカしているようなガクブルしているような気分を、野次馬ではなく視聴者という「当事者」として体験しているワケです。
これっていわゆる「歴史の目撃者」ってヤツなんだろうか。


まぁ、泣いても笑っても来週が最終回。もう賽は壷の中なので、どんな目が出ても驚かない心構えをしていよう。うん、そうしよう。