『A&G 超RadioShow 〜アニスパ!〜』(上)

文化放送:09/15 浅野真澄鷲崎健
今週の『アニスパ』は、浅野さんが最優秀賞を受賞した「第13回小学館おひさま童話大賞」についての企画。


9時台では、去る11日に行われた「おひさま童話大賞」の授賞式についてトーク

ヽ(`Д´)ノ「小学館の社長からですね、直々に賞状を貰っちゃいましたよ」
(□ェ□-)「マジで!社長が直々に!」
ヽ(`Д´)ノ「ははぁ、社長ですか…靴の裏を舐めさせて下さいって位、ドッシリした感じで」


ヽ(`Д´)ノ「だってさー、ドラえもんを赤い色にしようと思ったらできちゃうんだよ
(□ェ□-)「できねー、できねーよ」
ヽ(`Д´)ノ「でも、それ位エラいよね」

浅野さん、貴女にとっての社長像は歪みすぎています。


続いて、浅野さんの作品をイチオシした審査員のコメントを紹介した後で、こんな作品制作秘話を…。

ヽ(`Д´)ノ「危なかったって思うのが、(審査員の)先生が読んでくれた一文があったじゃない。"ここが凄く良かった"って。そこさー、削ろうと思ってたの
(□ェ□-)「(大爆笑)」
ヽ(`Д´)ノ「ここはカットしようって思ってたんだけど、割と締め切りギリギリに書き上げたから、推敲する時間もそんなに無くて、あんまり長くするのもアレさしなぁ…エイッ!って出したの」
ヽ(`Д´)ノ「だから、あの時の私、グッジョブ!」
(□ェ□-)「次に書いた時、推敲せずに出せるかどうか。次の作品の時、難しいですよね」

浅野真澄的「運命を分けた一文」だ。
でも、削ろうかどうか悩んで、しかもそれを覚えていたなんて、それだけ作品の出来を左右する「何か」を持っていたんだろうな。


さて、この時点で既に「童話作家浅野真澄」へのレールが、東海道山陽新幹線なみにシッカリと敷かれていると思ってしまいそうだけど、世の中そんなに甘くない…。


続いては「おひさま」編集長のスピーチを紹介。さすがはプロの編集者の、しかも一誌の長ともなると、在り来たりな祝辞で済む訳が無い。
おひさま本誌に作品が載るのは、おひさま大賞を取るよりも難しい。それが単行本になるのは更に難しい」とか「大賞を受賞した作品が、そのまま載るとは限らない」とか「受賞を良い思い出で終わらせるか、絵本・童話作家への第一歩とするか、皆さんの努力次第」とシビアな言葉を連発。
これには浅野さんもビビったらしく…。

ヽ(`Д´)ノ「コレ、完全に私のことだよね」
(□ェ□-)「何て言うんでしょうねー…怖っ!」
ヽ(`Д´)ノ「このエール、怖いでしょ!」
(□ェ□-)「"お前覚悟あるのか!"って言われてんだよ」
(□ェ□-)「"お前、作家でやってく気が無ぇんだったら、青春の良い思い出にしたらイイんじゃねーの、お前みたいなヤツは!"みたいなコトを言われてんだよ」
ヽ(`Д´)ノ「このエール、棘があるよね」


(□ェ□-)「お前、ココがスタート地点だかんなっていう叱咤激励をしてくれたんですね」
ヽ(`Д´)ノ「正直、私は打たれ強い…でも、負けないぞと」
(□ェ□-)「敵を前にした顔をしたぞ」
ヽ(`Д´)ノ「"先生って呼ばせてやるぞ"みたいなね。"小学館の新社屋は浅野先生が建てました"と」
(□ェ□-)「凄ぇなお前、『うる星やつら』みたいだな」

浅野真澄の野望〜童話作家編〜』ここに幕を開ける…のか?


極めつけは、授賞式後の懇親会での、こんなエピソード

ヽ(`Д´)ノ「編集長がね、乾杯の挨拶の時にね、"来年になったら第14回のおひさま大賞が出ます。皆さんの賞味期限は一年です"」
(□ェ□-)「かんぱーい!…できるかっ!
ヽ(`Д´)ノ「いや、ホントに言ったんだよーっ!」
(□ェ□-)「何か『愛と青春の旅立ち』の鬼軍曹みてーだな!」
ヽ(`Д´)ノ「厳しい世界なんですよ。浅野、調子に乗るなということですよ」

夢と希望が溢れる絵本や童話の世界も、裏では厳しい生存競争が行われているワケか。怖い怖い。