アニメのパチンコ化ラッシュを考える(5)

アニメのパチンコ化について、真面目に考えているようないないような最近の本Blog。
こういう話題を扱うからには、書いている僕のパチンコに対する考えとか所感とかを書いておくべきだよな、うんそうだよな。
というワケで、僕自身のパチンコ体験とかパチンコ感なんかを書いてみる。


結論から書くと「パチンコには興味は無い。でも、漫画やアニメがパチンコ化されている現象には興味はある」ってこと。こう書くと、騒動を高みの見物して楽しんでいる嫌な奴みたいだな。


パチンコをした経験は、本当に少しだけ。社会人になって給料を貰うようになったばかりの頃。興味本位で何回かやってみたけど、ことごとく負け。それで「カネってのは、稼ぐのは大変だけど、使うのは一瞬なんだなぁ」という当たり前のことを改めて痛感し、すっかりパチンコを含むギャンブル全般へ足を運ぶことは無くなった次第。


これで話が終わってしまうとアレなので、もう少し。
ネットで見る「パチンコ批判」には2つの傾向があって、一つは「パチンコはギャンブルだから」という理由の、つまりは賭博産業自体への批判。もう一つは、パチンコ業界の「黒い噂」に関するもの。例えば「パチンコ産業はドコソコと深い繋がりがあって、その利益は悪事に利用されている」という理由での、言わば社会正義的な立場からの批判。後者は語ると深くなるのでスルーしておきます。


で、前者の賭博産業自体への批判について。パチンコ以外のギャンブルと言えば、競馬に競輪。あと最近ではサッカーくじの「toto」や「BIG」も加わった。でも、これらはスポーツを基にしているから「賭博」というマイナスイメージは薄れている気がする。あくまでもメインは健全かつ鍛え上げられた選手たちであり、正々堂々とルールに基づいた試合。ギャンブル要素はその結果を利用した二次的な物ということで。
事実、競馬を題材にした漫画『みどりのマキバオー』はギャンブルだという批判は皆無だった。サッカー選手になりたいという子供に「サッカーなんて賭博の道具だからダメだ!」なんて言う親も、そんなにいないと思う。


他にも外国のカジノにはポーカーとかルーレットとかもあるけど。こっちは日常離れかつ庶民離れした「セレブの嗜み」というイメージがあって、洗練された格好良さすら感じられる。そう考えると、パチンコは「庶民の日常的な賭博」ということで、他のギャンブルよりも俗っぽいイメージがあるんだと思う。


うーん、またもや着地点の見えない話になってしまった。とりあえず「パチンコはギャンブル」という、当たり前の事実を再確認したということで。


参考までに、ネットで見つけたこんなニュースを紹介。

パチンコ業界も諸々の問題が出てきて、大きな曲がり角に差し掛かっている模様。それに比べたら、昨今の漫画・アニメを題材にしているのも、そんな大きな話題じゃないのかもしれない。