月刊アニメディア2008年7月号(創刊27周年記念号)

今回は発売日から時間は経ってしまいましたが、アニメディアの創刊27周年記念号を紹介。



アニメディア 2008年 07月号 [雑誌]


アニメディア 2008年 07月号 [雑誌]
出版社:学習研究社
発売日:2008/06/10
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記念号の恒例企画として、読者投票による「歴代作品ランキング」が掲載。
今回は、このランキングを肴にして色々と書いてみる。


まずはランキングを紹介。

1位:『コードギアス 反逆のルルーシュ』★
2位:『機動戦士ガンダム00』★
3位:『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ
4位:『家庭教師ヒットマンREBORN!』★
5位:『銀魂』★
6位:『BLEACH』★
7位:『新世紀エヴァンゲリオン
8位:『魔法少女リリカルなのは』シリーズ
9位:『鋼の錬金術師
10位:『D.Gray-man』★


★印が着いている作品は現在放送中、または続編が放送予定(7位の『エヴァ』はリメイクなので除外)。

僕が「アニメディア」を読み始めたのは『アニメ三銃士』が切っ掛けだから、だいたい20年になるのか。このランキングも毎年チェックしているんだけど、「歴代」と銘打っておきながら、どうしてもその時に放送されている(または終わった直後の)ヒット作品が上位にランキングされてしまう。さもありなん、アニメディアはライトユーザ向けの誌面で、読者も現在放送中の作品目当てで読んでいる人が多いらしい。ゆえに終了した作品は、余程の大ヒット作でないとランクインできないんだろうな。
正直、この企画をやる意味が無いような…。歴代の人気作品を振り返りたいなら、もっと適した企画があるのでは…。


過去にランキングした作品を思い出してみると、90年代初期は『魔神英雄伝ワタル』だったり『サイバーフォーミュラー』だったり『セーラームーン』だったり『幽遊白書』だったり。90年代中期は『エヴェンゲリオン』と『スレイヤーズ』というキングレコード作品に、女性ファンに大好評だった『新機動戦記ガンダムW』が上位を争っていたっけ。
そして00年代は『ガンダムSEED』の一人勝ちの印象。今年は「土6」の後輩である『ルルーシュ』と『ガンダム00』に上位を譲った格好になった。ガンダムは作品が多いから、年によってはファーストから『ガンダムW』や『∀ガンダム』をまとめて「ガンダムシリーズ」としてランクインしたり。近年では『SEED』だけ別シリーズとしてランクインしたこともあったっけ。もしも毎年のようにガンダムシリーズが作られたら、ガンダムだけでベストテンが占められたりして。


ところで…『SEED』の劇場版の話を、まだ覚えている人がいるのだろうか?福田己津央監督の受賞コメントでも「キラとラクスのドラマはまだ続くと思いますので、応援をお願いします」と言うに留まっていて、劇場版については全く言及されていない。このまま済し崩し的に「無かったこと」にされるのだろうか。