四半期恒例の個人的新作アニメチェック。
今季は多めに紹介したいので、前後編に分けてみる。
前半はロボットアニメ3作品を、覚えやすいようキーワードを挙げて紹介。
■革命機ヴァルヴレイヴ
キーワードは「サンライズの本気」。主題歌がT.M.Revolutionと水樹奈々の共作という時点で話題性が充分過ぎる。
で、肝心の作品自体について。「普段(?)は学生生活を謳歌」「平和な生活から突然戦火に巻き込まれる」「偶然からトンデモな超兵器&超能力をゲット」「敵も味方も美形キャラだらけ」と、「『機動戦士ガンダムSEED』と『コードギアス』を足した感じ」とはネット界隈の意見。『SEED』は「21世紀のファーストガンダム」がキャッチコピーで、それを果たせたか否かは微妙だけど、「21世紀のサンライズ作品のスタンダード」になった模様。
一方で物語は、1話でヒロインが死んだかと思ったら、2話であっさり生存確認される。1話ラストで主人公がゾンビ&吸血鬼になってライバルキャラに噛み付いたと思ったら、2話でそのライバルキャラと人格交換(しかも、再度噛み付いたら元に戻る)。という具合に「衝撃的展開の全部乗せ状態」を予感させる幕開け。
2クール(しかも1クールずつの分割)ということで、長期間に渡って話題を提供してくれる模様。これから何が飛び出すか楽しみだ。
■銀河機攻隊マジェスティックプリンス
キーワードは「キャラクターデザイン・平井久司」。平井キャラと言えば『無限のリヴァイアス』『スクライド』そして『ガンダムSEED&DESTINY』に『蒼穹のファフナー』と多くのヒット作でお馴染み。言わば「客を呼べるキャラデザイナー」を擁して作られたオリジナル作品。
で、物語は「落ちこぼれのパイロット候補生が奮闘」と思いきや、いきなり1話から専用機を与えられて大活躍。その結果、良くも悪くも「アイドルパイロット」として注目されるようになる…というもの。
全体的に軽く明るい雰囲気なんだけど、未知なる侵略者との戦いを描いているだけに、どこでシリアス展開になるのか要注目。
■翠星のガルガンティア
キーワードは「脚本・虚淵玄&キャラクター原案・鳴子ハナハル」。虚淵玄氏は今や説明不要、アニメ&ゲーム業界において「最も客を呼べる脚本家」と言っても過言ではない。鳴子ハナハル氏はエロマンガの『COMIC快楽天』で、もとい美少女イラストでお馴染みのイラストレーター。一見すると、ロボットアニメとも虚淵作品とも異質な印象だけど、そこはどうなるかお楽しみ。
物語は、宇宙で延々と戦いを続けていた主人公が、突然「一面海な未知の惑星」に辿り着き、そこが実は地球だったという幕開け。言葉はもちろん、文明レベルも全く違う環境に置かれた主人公(=視聴者目線)が、どんな冒険をするのか。そして「虚淵作品特有のアレ」は起こるのか否か。
あと、本作最大の萌えキャラは、主人公が載るマシンの「パイロット支援啓発インターフェイスシステム」ことチェインバーだ。杉田智和さんの演技がGood!
というワケで、図らずも同時期に始まって、何かと比べられるロボットアニメ3作品。見どころは、どれが一番早くスパロボに参戦するかだな。(←違います)