種デス小説2連発


機動戦士ガンダムSEED DESTINY (2) さまよう眸 (角川スニーカー文庫)

機動戦士ガンダムSEED DESTINY (2) さまよう眸
作者:後藤 リウ
出版社:角川書店
連載誌:書き下ろし
定価:\600
発売日:2005/06/30

言わずと知れた『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の小説版。2巻となる本巻はキラ・ヤマト&フリーダムガンダムの復活、戦艦ミネルバのインド洋〜ユーラシア航路、オーブの連合軍派兵、そしてダーダネルス海峡ハイネ・ヴェステンフルスが戦死するところまでを収録しています。
ストーリーはアニメとほぼ同じながら、活字による具体的な心理描写が特徴。特にシン・アスカの場合は、オーブへの憎しみの裏にある祖国への郷愁や、アスラン・ザラへの反発に隠された憧れなどが描かれています。アニメでは怒りん坊のDQNのように見えるシンが、年齢相応のナイーブな少年に思えてきます。


機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY (1) (角川スニーカー文庫)

機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY (1)
作者:千葉 智弘
出版社:角川書店
連載誌:ザ・スニーカー(連載中)
定価:\560
発売日:2005/06/30

こちらは『SEED DESTINY』の外伝『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』の小説版。「ガンダムに乗ったジャーナリスト」ことジェス・リブルの活躍を通して、アニメでは描かれていない『SEED』シリーズの世界情勢がマクロ的に描かれています。
ガンダムエースに連載中のコミック版に加え、前作『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズも読破しないと理解しきれない部分はありますが、『SEED』の世界観をより深く楽しみたい方にはお薦めの一冊です。