『Angel Heart』が好評のようだけど…

正直言って、僕はこのアニメを…否、原作漫画も含めた「作品」を好きになれないんだ。
何故なら、『シティハンター』が好きだったから。
以下、愚痴と独善満載になるので隠しておきます。それでも読みたい方はどうぞ


自分が思春期に大好きだった作品、大好きだったキャラを思い出して欲しい。
キャプテン翼』でも『スラムダンク』でも『パトレイバー』でも『天空の城ラピュタ』でも『カードキャプターさくら』でもいい。
それが何年も経った後、ある日突然リバイバルしていた。でも、その内容が…


ワールドカップオウンゴールを入れた大空翼が、帰国後に射殺されていました。*1


桜木花道は山王工業戦で負った傷が元でバスケを断念し、挙句は暴力沙汰の末に死んでいました。


特車二課の面々はテロリストとの戦いで、野明も遊馬も後藤隊長も残らず殉職していました。


成長したパズーは悪人になり、「第二のムスカ」よろしくラピュタの力で世界征服を企んでいました。


魔法使いであることを知られた木之本桜が、友枝町の人々から「お前のせいで街に災いが起こるんだ!」と非難され、ついにはリンチで殺されてしまいました。


「そんな続編なんて、ある訳が無い」「あったらマジ切れしちゃうよ、見たくも無い」と一笑に付すだろうけど。
その「ある訳が無くて、あったらマジ切れしちゃって、見たくも無い続編」が、『シティーハンター』については作られてしまったんですよ。
「ヒロインが交通事故で死んでいた」という、素人でも思いつくような、これ以上無いほどベタな展開で。
もはや「これはパラレルワールド」と言われて納得できるレベルじゃないと思うんだけどなぁ…。


ここからはアニメ版の話。
パラレルワールド」と言うのなら、アニメの方は声優を総取替えして欲しかった、と勝手に思ってみる。
ほら、『星矢』の一件もあったけど。出演者が違ったら、まだ「別の作品」と思えるから。
でも、なんて「こんなアニメ」(あーあ、言っちゃった)に限って、旧作と同じ豪華キャストなんだよ…。


あー、今頃になって何を愚痴っているんだろ俺。
Angel Heart』なんて、「コミックバンチ」創刊号を駅売店で買って、電車の中で一読して、降りた途端に駅のゴミ箱にブチ込んで、とっくに見限った作品なのに。


以上、愚痴ばっかで失礼しました。

*1:オウンゴールを入れた選手が射殺された事件は実在します。94年アメリカW杯のコロンビア代表エスコバル選手