機動戦士ZガンダムIII-星の鼓動は愛- (感想)

というワケで感想なんぞ書いてみます。
ネタバレも含むので、畳んでおきます。キーワードリンクも外しておきます*1
この先をご覧になる際は、予めご容赦ください。




再度確認。
ここから先はネタバレを含みます。
つーか、いきなり結末について書いてます。
それでもOKならば、GO!









































カミーユ、無事だったぁーっ!
シロッコを倒したシーンの後、ファの「カミーユ、大丈夫!?」という台詞は、全ての観客の気持ちを代弁していた。そしてゆっくりと、でも力強くZガンダムが変形して、カミーユの「動いた!」という声が聞こえた時には、「おおっ!無事だったか!」と感動してしまった。
ラストのアーガマの様子も良かった。残存艦隊に慌しく指示を出すブライト艦長もコミカルだし、何よりカミーユとファが足を絡ませてイチャついてる喜びの抱擁を交わしてる様子を、ちゃっかり実況しているサエグサ(アーガマのブリッジクルー)は笑える。
長きに渡る戦い…それこそTV版の『Zガンダム』から20年に渡る戦いが、ようやく終わったんだという安堵と解放感に溢れていた。
地上にいるアムロやフラウなど、旧ホワイトベースの面々が登場したのも嬉しかった。TV版では序盤に登場したっきり蚊帳の外だったから。富野由悠季監督が「ファーストガンダム3部作と合わせて6部作になる」と言うのも納得。
セイラ役の故・井上瑤さんはライブラリ出演。TV版はシャアのダカール演説の回に、姿だけの出演でセリフは無なかった。今回はあえて登場させたのもこだわりなんだろうな。


…こう書くとTV版とは真逆なハッピーエンドみたいだけど、TV版で死んでるキャラは容赦無く死んでいたりする。カツやエマやヘンケン艦長…。
あとジェリドの死に様は呆気無さ過ぎ。「カミーユ!お前は俺の…」の続きどころか、そのセリフすら言わせてもらえないなんて・゚・(ノД`)・゚・。


ガンダムシリーズのファンなら気になる『ガンダムZZ』と『逆襲のシャア』への関連は、何気に残っているんだよなぁ。
アクシズ(後のネオジオン)とハマーンは健在だし。ミネバが地球に行く(留学みたいなもの?)なんて結末らしいし、地球連邦(エゥーゴ)とは冷戦状態なんだろうか。
シャアについてはTV版と同じくハマーンとの戦いで行方不明。このまま『逆シャア』に繋げても無理は無いかな?
まぁ『ZZ』や『逆シャア』もリメイクされるか否かは、富野監督とバンダイサンライズのモチベーション次第なんだろうな。


ともあれ、見終わって清々しい気分になり、素直に「面白かった」と思える作品でした。機会があれば、また観に行こうかな。

*1:04/16 設定しました