銀盤カレイドスコープ〈vol.6〉

アニメ放送時に興味を持ってイッキ買いしたものの、気がつけば積んだままになっていたりする。で、一念発起して読了。


銀盤カレイドスコープ〈vol.6〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

銀盤カレイドスコープ〈vol.6〉
作者:海原零
出版社:集英社
定価:\660
発売日:2005/11

アニメの方は「"Alan Smi Thee"*1の代表作」としてお馴染みですね!
あと、川澄綾子さんと能登麻美子さんの共演作としてもお馴染みですね!(『まるなび』でフィギアスケートの話題になっても尽くスルーされてますが気にしない)
そして何より、「初のフィギアスケートアニメ」として、アニメファンにはお馴染みですね!


例え高松信司監督や川澄さん&能登さんにとっては黒歴史であっても、アニプレックスがDVD版を「リファイン中」という名の封印状態に追いやっても、コレは未来永劫語り継ぐべき作品です!
…少々取り乱しました、失礼。




既刊は6巻までで、アニメ化されたのはタズサとピートの関係を描いた2巻まで。3巻以降は趣が変わり、他のキャラにスポットを当てた話が展開されてゆく。
3巻はタズサが男性スケーター・オスカーとペアを組む話。4巻はタズサの妹・ヨーコがメイン。5巻はアイドルスケーターのキャンディが登場。そして6巻は、1巻以来のライバルである至藤響子とドミニクの半生記…という具合。タズサは主人公というよりも、各巻のメインキャラに対する「強力なライバルキャラ」の如く描かされます。
そのせいか、2巻までの「オリンピックに出るか出られるか」なキャラから一気にパワーアップした印象が。それこそ、某種における某最強のコーディネイターの如く「やめてよね。本気でスケートしたら、私にかなうはずないでしょ」とか言い出しそうだ。
そして、次巻(次々巻だったかな?)で2010年バンクーバー五輪を描いて完結予定らしい。


アニメ版はトリノ五輪に合わせて慌てて作ってアレな出来になったけど、機会があれば捲土重来。世のサッカー熱が盛り上がる度に『キャプテン翼』がリメイクされるように、冬季五輪などでフィギアブーム訪れたら再びアニメ化して欲しいです。
…そうしたら今回のアニメは間違いなく黒歴史になるけど。


【PS】
そう言えば、現実のトリノ五輪では若手のホープである安藤美姫が不振に終わり、先輩格である荒川静香が金メダルを取ったワケで…。
『銀盤』で言えばタズサが不振で至藤響子が金メダルを取るようなモノか。これが今後の展開に影響するかな?

*1:詳しくは「アラン・スミシー」でググって下さい