アニメの最終回について

「ここは任せて、お前は先に行け!」というシーンを幾つ観たことか…。


かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜(03/29終了)
前略 やす菜様、とまり様
僕からのささやかな贈り物です。どうぞご自由にお使い下さい。
    つ ノコギリ
    つ 空の鍋
    つ「アンタなんか死んじゃえばいいんだッ」
いや、はずむの優柔不断二股ぶりを見せられたら、ついつい…。
「はずむは、やす菜ととまりに弄ばれた挙句に女性不信となり、自分が男だった頃と変わらず接してくれた明日太と結ばれました。めでたしめでたし…」とかだったら良かったのに。
あと、TV未放映でDVD収録の13話が「本当の最終回」って、そりゃないぜ。どんな話が気になるけど…最後の最後であかほりさとるイズムを全開にして、温泉での外道話だったら神認定。


BLACK CAT(03/30終了)
これは登場人物全員がイヴにハァハァする作品ということでOK?(違)
ラストはトレインがスヴェンの元を去るという、ちょっと意外な展開。これも原作改編の狙いなのかな。
原作のトレインは最初からスヴェンと掃除屋コンビを組んでいた。物語が進むにつれて裏社会にいた過去が明かされるんだけど、それはあくまでも「過去は過去として、今では改心(?)して陽気にやってます」というのが、原作版トレインの基本的かつ普遍的な設定だった。
一方、アニメでは過去編から物語を始めたから、「裏社会のトレイン」が基本設定だった。そして、表社会で出てゆく過程で因縁深いグリード一派やクロノスとの決着を着ける…。言わばトレインのロードムービーな構成だった。スヴェンやイヴとの出会いも、その旅のひとコマと言ったところか。
そのせいか、ハッピーエンドの中にも寂しさを感じさせる、映画的なラストだったなぁ。
あと、ジャンプ漫画のアニメとしては珍しく…いや、恐らく初めてだと思うけど、アニメ誌の表紙を飾ったり、版権イラストが掲載されたりしたのも印象深い(ジャンプアニメは版権管理がかなり厳しい)。単なる「人気漫画のアニメ版」ではない、アニメ単品でも勝負できる作品にしようという意気込みが感じられた。この様なジャンプ系アニメは、今後も出てくるのかなぁ。


舞-乙HiME(03/30終了)
「アリンコの分際でぇ!調子ぶっこいてんじゃないわよぉぉーっ!」
そんなトモエさま、つーか田中理恵さんの超絶演技に(*´Д`*)ハァハァ…。
で、本編。オトメとしての使命に目覚めたアリカが、義父セルゲイへの愛ゆえに暴走したニナを止めるという最終決戦でした。個人的には、ニナの方が重いモノを背負っていたのでインパクトがあったと思う。終盤ではアリカへの嫉妬で暴走したり、セルゲイに色仕掛け(違)をしたり、巨大化したり、明らかにアリカより目立っていたし。
…うーん、トモエといいニナといい、俺はヤンデレ系ヒロインが好みなんだろうか?
あと、どうしても思ってしまうのが「キャラ、大杉」。前作『舞-HiME』からの継続キャラに『舞-乙HiME』の新キャラが加わり、さらにクライマックスでも新キャラが登場。キャストも沢城みゆきさん、高橋美佳子さん、小林由美子さんというこだわりよう。使い捨てのモブキャラとは思えない。
…これは『舞-HiME』シリーズ第3作への布石だったりして。(後日談的なOAVの製作が決定したらしいけど)