がんばれ!キッカーズ ぼくたちの伝説(1)

「心の磁気テープライブラリー」より、サッカーのドイツW杯も間近ということで読み返してみる。主題歌が西村知美というのが、何とも時代を感じさせる。
コロコロコミック」に連載されていた同名漫画のアニメ版で、放送期間は1986年秋から半年間。そして本作『ぼくたちの伝説』はTVシリーズ終了後にリリースされた新作映像つき総集編。


物語は主人公の大空つばs…じゃなくってぇ!大地翔(だいちかける)が、弱小の"北原小キッカーズ"に入団するところから始まる。連戦連敗でやる気ゼロなキッカーズの面々も、翔の影響で変わってゆく。まぁ、「弱小チームの成長とサクセス」という、スポーツ物のお約束パターン。そして、天才GK上杉を擁する地元最強の"南陽小SC"との練習試合を切っ掛けに、キッカーズは成長を始めてゆく。…さすがにこれは『キャプテン翼』と被り過ぎだって。


そして新作映像では、地区大会でキッカーズが南陽に再挑戦する模様が描かれている。で、その結末というのが、ちょっと驚きのモノに…


TVシリーズの最終回は、打ち切りの影響で駆け足な展開になり、なんと地区大会三回戦でキッカーズは南陽と対戦。結局、キッカーズは再び敗れてしまう。しかし、今回の新作映像では2点を先制されるも脅威の粘りで追いつき、PK戦の末に勝ってしまうのだ!
「一度敗れた相手にリベンジ」というのも、スポーツ物のお約束なんだけど。TVシリーズとは真逆の結末になったのは驚いた。マジで「あれ、俺の記憶が間違っていたかな?」とか思ったほど。これもビデオを買ってくれたファンへのプレゼントということなのかな。