平成生まれでもわかるアニメ三銃士(1)

気がつけば今月で『アニメ三銃士』の放送から21周年。
ということで突然ではありますが、放送開始21周年記念企画をスタートしてみる。コンセプトは「放映当時に生まれていなかった世代への紹介ページ」。
もっとも、リアルタイムで観ていた僕の主観と独断と偏見に基づいた紹介なので、そのへんはご容赦を…。



アニメ三銃士 パーフェクトコレクション DVD-BOX 1


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放映期間やスタッフキャスト、各話サブタイトルなど諸々の基本情報は「アニメ三銃士とは - はてなキーワード」を参照してもらうとして(手抜きかよ)、今回は「学研&NHKコンビ」について。


アニメ三銃士』の製作を手掛けたのは学研。これ以前にも外国の文学作品を原作にした『ニルスのふしぎな旅』(1980年放送)『スプーンおばさん』(1983年放送)をNHKで放送していて、言わば『学研&NHK版名作劇場』の第3作になる。
放送にあわせて、学研の主力誌である「学習と科学」でも大々的に紹介されて、ストーリーの先取りノベライズも連載されていた。そして、「学習と科学」を購読していた僕は、このノベライズが切っ掛けで『アニメ三銃士』を知り、放送開始と同時に…いや、それ以前に既にファンになっていたのだ。ちなみに、当時の僕が読んでいたのは「6年の学習」だったので、読んでいたノベライスも半年位で卒業=打ち切りとなった。最終回は「ダルタニャンの活躍は、これからテレビで見てちょーだい!」なんて締め括りでショックを受けたっけ。
…と、いきなりリアルタイム視聴者の、しかも学習と科学の購読者にしか分からない話題になってしまった。


今振り返ると、この「学研&NHKコンビ」というのは90年代以降に主流となる出版社主導のアニメ作品、いわゆるメディアミックスの先駆けだったのかもしれない。