今週気づいたこと

今週気づいたこと!


最近は色々な物が擬人化されている。国であったり、中央線の駅だったり。
そこで気づいたのだけど…


『ミラクジャイアン童夢くん』って20年後を先取りした「球団擬人化キャラ」の先駆けだったんじゃないか!


というワケで今回は、今年で放送20周年となる野球アニメ『ミラクジャイアン童夢くん』について書いてみる。当時、僕はリアルタイムで毎週観ていたっけ。別に巨人ファンだったってワケじゃない…むしろアンチの方なんだけど


この『童夢くん』は、放送枠こそ違えども『アニメ三銃士』の後番組と言うべき作品なのだ。
製作は『三銃士』と同じ学研とスタジオぎゃろっぷ。アニメに先立ってコミカライズ版が学研の「○年の学習」各誌で連載されていた。放送開始は『三銃士』終了から間もない1989年4月なので、『三銃士』の製作体制がそのまま移行したものと推測される。キャラデザインも同じ辻初樹さんで、監督を務めた渡部高志さんも演出メンバーだったし。


物語は題名の如し。主人公の童夢(どうむ)くんが小学生ながらにジャイアンツに入団して、開場して間もない東京ドーム*1で魔球を駆使して大活躍するという話。もちろん当時の選手や関係者も実名で登場。童夢くんの後見人は現役を引退したばかりの江川卓で、監督が藤田元司。良き兄貴分となるのが中畑清だったり原辰徳だったり。で、童夢くんがデビュー戦で対戦するのがヤクルトスワローズ期待の若手である長嶋一茂で、童夢くんの最初の魔球を打ち砕くのが中日ドラゴンズ落合博満
もう、懐かし過ぎて血反吐が出そう。20年って長いよね。


やがて実在の選手ではなく、作品オリジナルのキャラも登場。ジャイアンツの宿敵である阪神タイガースの小学生選手として登場するのが「通天閣虎夫」…もう、いかにもなタイガース擬人化キャラだ。ドラゴンズやライオンズには入団できない名前だ。他にも美少女選手で童夢のガールフレンドになる「メロディ」とか、アニメ的なライバルが中心になって行く。


童夢くん』については、もう少し書きたいことがあるんだけど、それはまた後日。

*1:放送開始前年の1988年に開場