あぁそうさ！俺は美少女戦士が大好きさ！

今週気づいたこと！


来年で『美少女戦士セーラームーン』は放送20周年になるのか！

美少女戦士セーラームーン DVD‐COLLECTION VOL.2<完> TVアニメ【期間生産限定版: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 2010-01-21 by G-Tools

『セーラームーン』の放送開始が1992年だから、今年で「放送20年目」。そして来年で「放送20周年」になるワケか。
僕もリアルタイムでハマりまくっていたクチなので、色々な思い出やら思い入れやら一喜一憂悲喜交々があって、語りだしたら千夜一夜になるなぁ。


『セーラームーン』は第一作から、以降の『〜R』『〜S』『〜SuperS』『〜セーラースターズ』と5シリーズあるけれど、実写版って何それ？食えるのか？、一番ハマったのは第1作。
どこにでもいる能天気な女子中学生・月野うさぎの元に、ある日突然謎の黒猫・ルナが現れて「僕と契約して、セーラー服美少女戦士になってよ」という具合に（←だいたい合ってる）セーラームーンの誕生！…から始まり、最初のうちは一人で敵と戦い、やがて一人また一人と仲間が増えて行く。
そしてシリーズ中盤から後半にかけて、敵であるダークキングダムの秘密や、セーラー戦士たちに秘められた前世からの運命やら宿命やらが明かされて、物語の雰囲気もシリアスになってゆく。あのドキドキ感は堪らなかったなぁ。
シリアスな話と言えば、うさぎの親友がダークキングダムの幹部を愛してしまう悲恋話とか。最終決戦でセーラー戦士が皆死んでしまって、「番組を観ていたチビっ子たちが、ショックで夕食を食べられなくなった」なんてエピソードもあり。ただ、第1作でシリアスな展開や作品世界の謎明かしを大方やり尽くしたため、以降のシリーズは新しいセーラー戦士を加えてマイナーチェンジを図っても、全体的にマンネリ気味の感があり。


で、その反省を活かしているのが、美少女戦士モノとして『セーラームーン』の直系にあたる『プリキュア』シリーズ。第1作の『ふたりはプリキュア』が2004年放送開始だから、現在放送中の『スイートプリキュア』で通算8シリーズ目。それも1年ないし2年でメインキャラや世界観を一新して、マンネリを防いでいる。
その一方で、『セーラームーン』を少なからず意識していると思わせるのが、最近のシリーズでのキャスティング。

ハートキャッチプリキュア！【16】 [DVD] ポニーキャニオン 2011-05-18 by G-Tools

昨年放送された『ハートキャッチプリキュア！』でキュアムーンライトを演じていたのが久川綾さん。『セーラームーン』では主人公セーラームーンに匹敵する、否、あえて言う、セーラームーン以上の人気を（主に大きなお友達相手に）誇っていた水野亜美ことセーラーマーキュリーを演じていた。
しかも、ムーンライトのポジションは「主人公たちの先輩プリキュア」というのも、「美少女戦士モノの先輩」である『セーラームーン』を意識しているとしか思えない。

スイートプリキュア♪ 【DVD】 Vol.1 TCエンタテインメント 2011-06-22 by G-Tools

そして現在放送中の『スイートプリキュア』で、「僕と契約して、プリキュアになってよ」（←こちらもだいたい合ってる）という猫（歌の妖精）のハミィを演じているのは三石琴乃さん。これは説明不要、月野うさぎことセーラームーンを長年演じていたお方だ。しかも性格は、うさぎを彷彿とさせる能天気キャラで、「もしもセーラームーンが、美少女戦士をスカウトする側になったら」なんて空想をさせてくれる、心憎いキャスティングだ。


このキャスティングは「昔『セーラームーン』を観ていた女の子たちがママになって、親子二代で『プリキュア』を観ている」ということを意識したものかもしれない。
『セーラームーン』が、そして「美少女戦士モノ」というジャンルが本格的に始まって、もう20年も経つのだから。