やる夫オブ・ザ・イヤー Ver.2012

今年ハマった諸々を紹介する企画。本日は「やる夫」シリーズについて。
昨年(中にはそれ以前)からハマっていた超長編シリーズもチラホラ。


やる夫で紹介するロボット物(やる模)
太陽の牙ダグラム』『マジンガーZ』『トランスフォーマー』『銀河漂流バイファム』など懐かしのロボットアニメを、マーチャダイジング(玩具販売)の面から紹介。
特に『機動戦士ガンダム』とガンブラに関するエピソードは必見。
ロボットアニメを評する「玩具会社のCM」という言葉が紛れも無い事実であり、決して別称ではないことが分かるはず。


やらない夫がドラゴンクエストオンラインをはじめるようです(泳ぐやる夫シアター)
ドラクエ史上初のオンラインゲーム(しかもナンバリングタイトルで)ということで、今なお賛否両論な『ドラゴンクエストX 』。
でも、それって食わず嫌いじゃないですか…というコンセプトの一作。
解説役はドル箱タイトルが自社ハードに帰って来てウハウハ状態な任天堂岩田聡社長通りすがりのゲーマー兼プログラマーの岩口聡(いわくちさとる)さんが務めます。


やる夫とやらない夫で巡る、あの頃のゲーム業界(泳ぐやる夫シアター)
PCエンジンメガドライブという「非主流ハード」を紹介してきたシリーズも、残念ながら長期休止状態に。
しかし区切りとして紹介された90年代の「次世代ゲーム機戦争」は、ソニーvsセガvs任天堂の3大メーカーによる激闘が描かれる。
スレ主(セガファンと思われる)の「我々にはドラクエという希望が残されている!」という言葉は、ゲーム史上最大の「ifの歴史」みたいなものか。


やる夫が鎌倉幕府の成立を見るようです(泳ぐやる夫シアター)
「平家を滅ぼした源頼朝鎌倉幕府を作りました」の一言で済ませられない、鎌倉幕府成立のドラマ。
創成期における幕府内での権力闘争は、平家との戦い以上に壮絶で、身内同士であるが故に凄惨。
そんな物語を、鎌倉幕府の始まりから終わりに至るまで深く関わることになる、あの一族の視点で紹介。


マミさんは真のキリスト教に目覚めたようです(泳ぐやる夫シアター)
マミさんこと『魔法少女まどか☆マギカ』の巴マミが宗教を作ったら…という一発ネタにあらず。
かつてキリスト教・仏教・イスラム教と並ぶ「第四の世界宗教」でありながら、行く先々で迫害されまくり、ついには歴史の波に埋もれてしまった「マニ教」を紹介。


やる夫で学ぶJリーグの旅(泳ぐやる夫シアター)
昨年から愛読しているJリーグ紹介シリーズが、今年はワールドワイドに展開。
イングランド・スペイン・イタリア・ドイツの欧州主要リーグに、「脱・サッカー不毛の地」を目指すアメリカ合衆国、そしてお馴染みのサッカー王国にして「2014年の約束の地」であるブラジルのプロリーグまで、幅広く紹介。
一方、昨年描かれたJリーグクラブ紹介が「改訂版」として随時更新されているのも楽しみな限り。


新・関が原戦線異常アリ(それにつけても金のほしさよ)
足かけ4年、全160編以上に渡る超長編も、ついに今年完結。
豊臣政権の紆余曲折七転八倒を経て、全国の戦国大名が様々な思惑で動き、それらは関ヶ原の戦場へと収束する。
そして戦場の運命を握ったのは、自身も様々な運命に翻弄されたやる夫こと小早川秀秋だった。
世間では「日本一の裏切り者」とか「関ヶ原一発屋」と思われがちな秀秋の生涯。しかしそれは、関ヶ原に至るまでのミクロからマクロへの様々な要素が積み重なったものだった。
そしてラスト、前途洋洋と思われていたはずの秀秋の生涯は…。歴史とは無常だ。