機動戦士ガンダムSEED DESTINY

#10「父の呪縛」(OA:12/18)
シンがどこに出ていたか気付かなかった奴→(∞)*1
…というワケで、今回は誰がどう考えてもアスランが主役の回でした。
アバンでは地球(オーブ)にいるキラとラクスの姿が。この時点でプラントにいるラクスは偽者ケテーイ。「あれは…核の光だ…」キラの脳裏にクルーゼの嘲笑が思い浮かぶ。クルーゼが言っていたように、人類は憎しみの業から抜け出せないのだろうか。
プラントではアスランデュランダル議長と会見。父・パトリックの思想が元で今回のテロが起きたと苦悩するアスラン。そんなアスランを諭すように、デュランダルは言う
「テロリストは自分を正当化するためにザラ議長の言葉を利用しただけ」
…ふーん、至極真っ当な事を言うなぁ。これは極端な思想や正義を掲げる者…特にガンダム世界における敵役の殆どに言えることだなぁ*2。そんな核心を突いたセリフを言うとは、デュランダルは何者なんだろう?
一方、プラント市内では連合への報復を呼びかけるデモが起きていた。そこにテレビを通してラクスが現れ、人々に非戦を呼びかける。唖然とするアスランに、デュランダルは…
「笑ってくれて、かまわんよ。君には判るだろう」
偽者バレキタ━━━━(Д゜(○=(゜∀゜)=○)Д゜)━━━━━!!つーか、こんなに早く偽者だとバラすとは、ちょっと意外。この偽ラクスを本物だと思い込ませて、元婚約者への未練が残っているであろうアスランを味方に引きずり込むというドロドロの展開を期待…否、予想していたのに。
そして今回の目玉、セイバーガンダムとのご対面。
デュランダル「この機体を君に託したい・・・と言ったら君はどうするね?」
アスラン「3クール目あたりで自爆させますけど、いいですか?(嘘)」
とりあえず回答は保留。それにしても、デュランダルの「我らが誤った道を行こうとしたら、君もそれを正してくれ」というセリフには驚き。これは裏切りフラグかな?
デュランダルが実はラスボスだった場合、アスランは悩みつつも、この言葉を思い出して*3「議長の過ちを正すのは、議長からセイバーを託された俺の役目だ!」とか言って出撃。そしてセイバーを自爆させて…とか予想してみるテスト。
場面は変わって、ホテルでアスランを待っていたのは件の偽ラクス。
「ミーアよ、ミーア・キャンベル!でも他の誰かがいるときはラクスって呼んでね」
なんだ、本人も偽者だと自覚してんじゃん。曰く、彼女は単なるラクスのそっくりサンらしい*4
「プラントのためにラクスさんが必要なんです。ミーアは別に、誰にも必要じゃないけど…」
表向きは嬉々としてラクスを演じているけれど、その胸中は如何なものだろう?本当は凄く嫌なんだけど、プラントのために自分を押し殺してラクスを演じているとしたら、それは随分と健気だよなぁ。…やべぇ、何だか萌えてきた。
ここで疑問が一つ。ラクスの力が必要ならば、どうして本人に頼まないんだろう?ラクスは死んだわけでも、平和思想を捨てたわけでもないのに…。と言うことは、デュランダルには「本物」の力を借りられない事情があったのかなぁ。そして、バレるリスクを犯してまで、偽者を立てる必要があったと…。これは僕的に、今後の最重要チェックポイントですな。

*1:連合の核攻撃に憤り「うぁあああーっ」と壁を殴るシーンだけ。

*2:例えば「ザビ家は自分を正当化するためにジオン・ダイクンの言葉を利用しただけ」とか

*3:もちろん回想シーンで使いまくり

*4:ネタバレサイトではクローンなんて噂だったけど…。なんか安直過ぎるなぁ