機動戦士ガンダムSEED DESTINY

今回は#46〜#47をまとめて書いてみる
<#46 真実の歌(09/03)>
ザフトは"レクイエム"を制圧。戦艦ミネルバにも一時の休息が訪れていた。そんな中、ルナマリアアスランメイリンが生きていることに戸惑い、シンとの間にも微妙な空気が流れていた。
その頃、アークエンジェルは月面都市"コペルニクス"に入港する。そこにはデュランダル議長の指示で身を隠したミーアも滞在していた。そんなミーアを、侍女のサラは「私たちと共に戦ってくれるのが本当のラクス様だ」と焚きつける。
息抜きとして街に出たキラたちの元に、謎の赤いハロが現れる。それはミーアからの助けを求める手紙を持っていた。罠だと察しつつ、ラクスの意見に従い一行はミーアの元に向かう。
手紙に指定された野外劇場ではミーアが待っていた。ミーアは「私がラクスよ」と銃を向けるが、アスランに制され、ラクスに説得される。そして潜んでいたサラたち襲撃部隊の攻撃も、アスランの活躍により退けた。
ムウがアカツキで駆けつけ、一行は帰還しようとする。しかし、瀕死のサラの銃口ラクスを狙っていた。それに気づいたミーアはラクスを庇い銃弾を浴びる。かつての、そして本当の自分の姿を写した写真をラクスに託し、ミーアは息を引き取った。


<#47 ミーア(09/10)>
キラたちはミーアの亡骸と元にアークエンジェルに帰還した。そしてミーアの遺品から、一枚のディスクを見つけ出す。それにはミーアの日記だった。
憧れのラクスと同じ姿になったことへの喜び、アスランへの想い、デュランダルプロパガンダに協力する事への苦労と戸惑い、そして戦争を憂い平和を祈る日々が、飾らない言葉で綴られていた。
それを読んだキラたちは、ミーアを救えなかったことを激しく後悔する。
その頃、ザフトの軍事要塞"メサイヤ"では、デュランダルが全世界に向けて演説を行っていた。デュランダルは「戦争の原因は自らの無知と欲望にある」として、人類防衛策"デスティニープラン"の導入実行を宣言する。


【感想のような物】
ラクスがノコノコ出歩かなければ、ミーアは死なずに済んだと思う奴→(1)
いや、ラクスにとっては「自分の身の危険を顧みず」だけども…。そもそも、世界情勢に大きな影響力を持つラクスが「息抜き」程度の理由で街中に出掛けたのは、ミーアとの接触イベントを起こす為としか思えない。
一方、ブティックで即席ファッションショーをして、何を着ても「似合う」しか言わないキラにむくれるラクスは結構萌え。ラクスは『SEED』で初登場した時から、物事を達観して浮世離れしたキャラだったので(その好対象としてミーアは感情豊かに描かれたと思われ)。初めて年相応の女の子らしいラクスを観た気がする。この調子で、ミーアと対面した時に「勝手に私の顔と名前を使ってんじゃねぇ!」とマウントポジションで殴りかかったら女神認定(嘘)。
結局、ミーアはラクスを庇って死亡。「本物を庇って死ぬ」というのは偽者キャラのお約束か。「偽ライダー」とかみたく悪意を持って本物を貶めようとしたならともかく、ミーアは利己心抜きで(?)平和のためにラクスを演じようとしたわけだから、余計泣けてくる・゜・(ノД`)・゜・。
それにしても、ミーアがプロパガンダ以外にしていたことは、絵に描いたようなアイドルのコンサートだったり、グラビア撮影だったり。それに比べて本物は、戦艦(エターナル)を強奪したり最新鋭モビルスーツを開発したり、物騒だなぁ。
『DESTINY』でコミカルな部分の9割(当社費)*1を担っていたミーアが逝ったことで、後はシリアス一辺倒…残り3話だから当然か。
そして、唐突に宣言されるデスティニープラン。その全容を知っているのはデュランダル本人以外に、多分レイ・ザ・バレルくらいか。アークエンジェル組はコロニー"メンデル"に捨てられていた一冊のノートから邪推しただけだし。「とりあえず終盤なんで、池田秀一さんのキャラをラスボスにしてみました」的な強引さだなぁ。

*1:ちなみに残り1割はアーサー・トライン副長:当社費