機動戦士ガンダムSEED DESTINY

<#48 新世界へ(09/17)>
【STORY】
ギルバート・デュランダル議長により、全世界にデスティニープランの導入が宣言された。世界各国が驚きと戸惑いを見せる中、オーブはカガリ・ユラ・アスハの主張により、真っ先にプランの拒否を表明する。
戦艦ミネルバでは、戸惑うシン・アスカに対して、レイ・ザ・バレルは何があってもデュランダルを信じるよう説得していた。さらに自分がクローン人間で、もう長くない命である事を告げる。
その頃、連邦軍月面基地"アルザッヘル"では艦隊が動きを見せていた。それに対してデュランダルは修復した"レクイエム"で"アルザッヘル"を攻撃、基地と艦隊を一撃で壊滅させる。
戦艦アークエンジェルは月面都市"コペルニクス"を出港。バルトフェルド率いる戦艦エターナルと合流し、デュランダルの計画を阻止すべく、プラントに向かった。


【感想のようなもの】
「デスティニープラン」の広報アニメがワラタ。上司としてガミガミ怒鳴り散らすSDジブリールと、部下として必死に耐えるSDデュランダルがキュートだぜ。何気に大掛かりなコンピューターシステムも出てきたりで、視聴者プラント関係者ですら気づかぬ所で準備を整えていたらしい。そりゃそうか、議長ご自慢の人類防衛策なんだから。
だからこそ、今まで本編で殆ど触れられなかったのが物足りない。シリーズ中盤くらいでプランのことを明かして「戦艦ミネルバのクルーこそ、デスティニープランによって選抜された最強戦士なのだ!」くらいブチ上げておかないと。そして、プランの象徴として戦闘を強いられるミネルバの悲喜交々とかあったら面白かったのに。
シンを説得するレイ。ここへ来て自らの秘密を一気に語る。クローンということは、オリジナルであるアル・ダ・フラガ*1のクローンか。それともアルのクローンであるラウ・ル・クルーゼのクローン、つまり「クローンのクローン」なのかは不明。あと、『SEED』におけるクルーゼの暴走を「あんなことを繰り返してはいけない」と嘆いていた。クローンであるが故に、欲望だらけの人類に絶望したクルーゼ。彼の悲劇を目の当たりにしたからこそ、デュランダルとレイは人類の欲望に枷をはめるデスティニープランを行おうとしているのか。
…実を言うと僕は、『SEED』のクルーゼはデュランダルに操られていた。つまりデュランダルが『SEED』『DESTINY』を通した最大の悪役だと予想していた。でも大ハズレだった模様。正直、スマンカッタ
一方、「未来を得るためなら戦って良いのです」と、戦う気満々のラクス様。バルトフェルドの「真の歌姫が戻る」の暗号で、ザフトの戦艦…あれ、連合の戦艦もあったかな?とにかく、隠れクライン派が集結です。
残り2話。解決されていない伏線も色々あるけれど、戦闘シーンの連続で一気に押し切るのか?あと、次回のサブタイトルは「レイ」ということで、レイに死亡フラグが。でも予告を観る限り、ルナマリアの方が危なそう。