機動戦士ガンダムSEED DESTINY

<#49 レイ(09/24)>
【STORY】
今回はパス



【感想を書く前に】
現在発売中のアニメ誌「月刊アニメージュ10月号」に『DESTINY』の特殊設定・森田繁氏のインタビューが載っていた。それによると、"アーモリー・ワン"でのガンダム強奪や"ユニウスセブン落とし"は他ならぬデュランダル議長が仕組んだもので、「"ロゴス"は議長の掌で踊らされていただけ」だとか。
視聴者としては予想通りだけど、そーいう真相はスタッフの口からじゃなくて、アニメ本編で明かされるべきなのでは?例えば、シンたちが連合やロゴスと戦う一方で、キラたちは身を隠しつつ議長の暗部を暴き出すとか。そうすれば終盤で議長と戦う展開にも、今のような無理が出なかったのに。


【感想のような物】
とりあえず、誰も死ななかったので拍子抜け一安心。
レイは自分のことを「キラ・ヤマトを産み出す資金を得るために作られた」と語る。あー、なるほど。「最高のコーディネイターを産み出そうとしたヒビキ博士が、研究資金欲しさにアル・ダ・フラガのクローンを…」って件か。『SEED』では簡単に語られたけど、作品世界に深い影を落しているんだな。で、その恨みでキラをピンポイントに狙ってくると。
そんなレイに同情してか、シンは迷いつつも議長に忠誠を誓い、ラクス一派と戦うことになる。レイの"弱味"を知ってしまったことで、シンにとってのレイはマユやステラやルナマリアと同じ「俺が守る」的な存在になったワケか。でも、それすらレイと議長の作戦だった罠。この期に及んでも利用されっぱなしのシンは哀れだ。
ラクス「私達はこれより、その無用な大量破壊兵器("レクイエム")の排除を開始します」…いや、大量破壊兵器なら、そっちだってストライクフリーダムとかインフィニットジャスティスとかドム・トルーパーだとか、とお約束のツッコミを入れておく。
予告では死ぬ気配バリバリだったルナマリアも、とりあえず存命中。でも、ドム三人組と戦ったのは意外なマッチアップ。「ルナが再び確変を起こして、"俺を踏み台に〜"イベントを起こすのか?」と思ってしまった。でも両者の対決は未決のまま。ルナはともかく、ドム三人組は生き残るのかな。シンやレイはキラとアスランと戦うワケだし。…まさか名も無いザフト兵に(ry
そして本日のハイライトはアークエンジェルの盾になって、"ミネルバ"のタンホイザーを防ぐムウ@アカツキ。これを見た瞬間、テレビの前で思わず…
「うわーっ!ヤっちまったーっ!」
と叫んでしまいました。いや、何をどう「ヤっちまった」のかは自分でもよく分からないんだけど。「前作と同じシーンかよ!」と「せっかく生き返ったのにまた死ぬのかよ!」とか入り混じった感じかな。で、「同じショックを受けて記憶が戻りました」パターンでめでたしめでたし。でも素直に喜べないのは、"生き返らせる必然性"が薄いからかな。何か物語的に重要な役割があったから、かなり無理矢理だけど…とかならともかく、「マリューさん良かったね」的だと、ちょっと…。
あと、イザークディアッカが仲間になったのも突然すぎて驚き。議長やミーアの演説シーンを怪しんでいた気配はあったんだけど。だったら決定打としてアスランラクスによる説得や、ザフトを裏切ることへの葛藤も描いて欲しかった。
まぁ、泣いても笑っても呆れても怒っても萌えても、次回で最終回。色々と書きつつも『DESTINY』がどんな結末を迎えるか楽しみな俺ガイル。TBSの改編期恒例特番『オールスター感謝祭』のため、放送は通常より30分繰り上がって17:30*1から。タイマー録画もしっかり変更しつつ、できるだけリアルタイムで観られるようにしよう。

*1:一昨年の『SEED』も昨年の『ハガレン』も、最終回は30分前倒しだった