新ゲッターロボ#1〜6

地元の某レンタル店でイッキ借りしてみました。
『真(チェンジ!)ゲッターロボ』『真ゲッターロボvsネオゲッターロボ』に続く、OAV版ゲッターロボの第3シリーズです。流竜馬・神隼人・早乙女博士とお馴染みキャラが登場するも、例によって過去のシリーズとの関連は無しという珍しいシリーズ展開。まるで『舞-乙HiME』のキャラクター・スターシステムのようだ。


本作のキャラでは、隼人がヤヴァい。過去のシリーズではクールな司令官だったのに、今作ではテロリストのリーダーにジョブチェンジ。しかもヘラヘラ笑いながら人間をなぶり殺すキ○ガイになってます。で、ゲッター線を狙って早乙女研究所に忍び込み、済し崩し的にゲッター2のパイロットになっている。それでも他のメンバーと馴れ合うことなく、ゲッター線の秘密を探ろうとしている。この微妙な立ち位置は、今後のキーパーソンになりそう。
意外にも、流竜馬がメインになるのはシリーズ初だそうで。竜馬役の石川秀郎さんも喜んでいました*1。その竜馬も、本作では暴れん坊度が大幅アップ。鬼の頭を斧でカチ割ったりしてるし。作品全体に狂気とバイオレンスが漂っているんだけど、その大半を竜馬と隼人が醸造してる気がする。
スパロボ』シリーズでヒーロー然としたゲッターチームに慣れ親しんでいる人は面食らうだろうな。というか、本作のゲッターチームがスパロボに参戦したらどうなるんだろう?ヘラヘラ笑いながらネルフ本部を襲撃する隼人とか、某"最強のコーディネイター"を「テメェ生意気なんだよ!」とボコる竜馬とか、激しく観てみたい。


物語はメインキャラ集合を経て謎解きの段階へ。鬼を追っていたゲッターがタイムスリップして、辿り着いたのは平安時代。・・・なんだけど、阿部清明率が暗躍していたり、源頼光男装の麗人だったり、大砲や空飛ぶ戦艦があったりするインチキ日本史状態。ここで敵である"鬼"の正体が明かされる?・・・というところで6話まで終了。


印象としては、バイオレンスとキ○ガイと力技だらけの、突き抜けた作品だと思う。だが、それがいい!(by前田慶次

*1:映像特典「竜馬が斬る」より