声優さんについて個人的な思い出を語ってみる企画(仮)「2HEARTS」編

アニスパ』出演記念!…というワケで突然ですが、僕なりに森川さんと立木さんについて、思いつくままに書いてみる。


森川智之さんの名前を最初に知ったのは、何と言っても『宇宙の騎士テッカマンブレード』(1992年度作品)の主人公・Dボゥイ役。
このDボゥイが、とにかく叫んで叫んで叫びまくる。ある時は戦いの雄叫び、ある時は苦痛の叫び、そして何より「悪のテッカマン」となった兄弟たちと戦わなくてはいけない、悲しみと怒りに満ちた慟哭。森川さんはこの作品で、あらゆるパターンの叫び声を出しまくったんだろうな(笑)。
特に必殺技の叫び声も、シリーズ序盤では「ぼるてっかー*1」だったのが、終盤では…
「ウォォォォォォォーッ!!!!!ヴォォォルゥゥゥテェェェッッッッカァァァァーッッッッ!!!!!」
誇張とかじゃなくって、ホントにこんな感じなんだって。
最近、『ブレード』を観返して、不遜にも「森川さん、この作品で成長していたんだなぁ」と驚いてしまった。
そんな森川さんも、今年でデビュー20年だそうで。演じるキャラもDボゥイのような熱血絶叫キャラだけでなく、包容力あふれる父親キャラだったり、ダンディな壮年キャラだったり。これまた不遜ながら「芸幅が広がったなぁ」と感心してしまう。


立木文彦さんの名前は『BLUE SEED』(1994年度作品)の主題歌を歌っていた「TAKADA BANDのヴォーカル」として知った。まだ『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウ役で大ブレイクする前だったっけ。後になって、デビュー作が『聖戦士ダンバイン』のベテランだと知り、己の無知さを痛感したワケですが…。
ちなみに、『ダンバイン』で立木さんが演じていたのは「ゼット・ライト」というキャラ。「オーラバトラーを開発した技術者*2」という何気に重要なキャラで、出番も1話から終盤まで結構あり。地味な上にEDのキャストには出てこないけど、声を聴いたら一発で判るはず。
他にも色々な作品に番組レギュラー*3で出演していて、我がバイブル『アニメ三銃士』にも「門番」とか「兵士」とか「役人」とかで、結構出演していたりする。
昔のアニメを観返すと、今ではお馴染みの声優さんが役名も無いチョイ役で出演しているのを見つけるけど、立木さんはその好例と言うべきか。月並みだけど、人に歴史ありだなぁ。

*1:平坦に読む

*2:一般にはショット・ウェポンが開発したということになっているけど、ゼット本人は「オレが開発したのに」と愚痴っている

*3:各回のゲストキャラやチョイ役を演じる、エキストラ的出演者