声優さんについて、個人的な思い出をあれこれ書いてみる〜久川綾 激闘編〜

ラジオパーソナリティ久川綾」についての思い出を書いてみる企画も、ここらで一段落。語りだしたら千夜一夜になって収拾がつかなくなるであろう『シャイニー』の思い出は置いといて、同時期に放送していた番組『久川綾のmore more impression』について書いてみる。
この番組はTBSラジオが文化放送に追いつけ追い越せとばかりに始めた、月〜金曜深夜0時台のアニラジゾーン『角川ファンタジーワールド』の一番組。他の曜日には林原めぐみさん、緒方恵美さん、緑川光さんといった当時の人気声優がパーソナリティを務める番組をズラリと並んでいたっけ。
あと、当時は声優デビュー前だった桑○法子さんもパーソナリティの一人として出演していた番組もあったけど、本人的には黒い歴史っぽいのでここでは触れません。


放送期間は1995年秋から半年間。同年の春には『シャイニー』がスタートしたばかりで、ハガキを読まれるリスナーも『シャイニー』と結構被っていたりする。でも、番組的には『シャイニー』との差別化を図っていたらしく、久川さんのトークもリスナーのメールもエロ&下ネタは抑え気味だったなぁ。
思い出に残っているエピソードを挙げると…。


1回目の放送で、久川さんが自己紹介で「尊敬する声優は野沢雅子さん」と発言。それを受けてか、次の放送ではサプライズで野沢さんからの「番組スタートおめでとう。これからも頑張ってね」というお祝いコメントを紹介。すると久川さんが感動で泣き出してしまうなんてことがあったっけ。涙声で「だって…野沢さんだよ…」という様子から、久川さんの野沢さんに対するリスペクトぶりが伺えたなぁ。


あと、独り語りコーナー「ピースケの独り言」も、『シャイニー』とは正反対の「久川さんの真剣な話」が聴けて印象深かった。ちなみにピースケとは、久川さんが当時飼っていた手乗り文鳥のこと。ピースケとの日々を描いたイラストエッセイ『おはよっ、ピースケ』という本も出版されたっけ。
印象的な話としては…「『三○琴乃さんと仲が悪いんですか?』とか『緑○光さんと付き合ってるんですか?』といった質問をファンから受けることがある。私たちのプライベートが気になるのは分かるけど、あまり変な噂を流さないで欲しい」と苦言を呈するもの。「オリンピックで結果を出せなかったスポーツ選手を貶す人がいるけど、私はそれが許せない」と世間に物申すもの。あと「以前に付き合っていた恋人からは『結婚したら声優の仕事は辞めて欲しい』と言われていた」なんて衝撃告白もあったっけ。


半年で終わってしまったのは、ホントに惜しかったなぁ。