『ノン子とのび太のアニメスクランブル』

文化放送:02/16 日高のり子長谷川のび太
今週のゲストは古谷徹さん。久々の超大物の登場に、のび太さんも緊張気味です。


今回は古谷さんが主人公・春日恭介役で出演したアニメ『きまぐれオレンジロード』のDVD-BOXの宣伝。古谷さんも『きまぐれ』と恭介について「一番好きな作品で、一番好きなキャラクター」と公言するまでに思い入れのある作品です。


当時のエピソードとして古谷さんが語ったのを幾つか紹介。
鮎川まどか役の鶴ひろみさん、檜山ひかる役の原えりこさんはオーディションで決まったけれど「恭介役はオーディション無しで決まった役」とのこと。古谷さんといえば『巨人の星』の星飛雄馬や『ガンダム』シリーズのアムロ・レイ、『聖闘士星矢』の星矢など強烈なヒーローを幾つも演じていたけど、恭介のような優柔不断な少年は意外なキャスティングと言うべきか。
これは以前の別の番組*1で言っていたことだけど「恭介は本当に普通の少年なんですよ」と、普通だからこそ思い入れがあると語っていたっけ。
そして、誰もが気になる「まどかとひかる、どっちが好きか」という質問には「好きなのはまどかだけど、ひかるのように熱烈に言い寄られたら迷う。男は皆そうだよね」と、世の男性たちの同意を求めていました。物語的にも、恭介とまどかのドラマがメインで、ひかるは最初から「妹分」というか、悪い言い方だけど「おじゃま虫」みたいな描かれ方だったし。
そして何より、『きまぐれ』の思い出として「役を演じることで疑似体験として、人の何十倍も青春が味わえる」と語っていました。これも役者の、それも声次第でいつまでも少年を演じられる声優ならではの特権ということかな。


最後は僕の思い出話を…と言っても、僕は『きまぐれ』をリアルタイムで観たクチじゃなかったりする。10何年か前に、関東ローカルで再放送されていたのが初見でした。
放映時間は毎週月曜日の午後7時半*2からで、7時から放送されていた『シティーハンター』は観ていたんだけどね。番宣CMの「春日恭介、優柔不断です…」というフレーズは印象に残っているんだけど、子供なりに「軟弱なラブコメなんて、男の観るモンじゃねぇ!」とか思っていたのかな。

*1:確か『超機動放送アニゲマスター』にゲスト出演した時だったと思う

*2:現在は『名探偵コナン』が放送