今年ハマった「やる夫」について

色々あって、今月は…否、「今年」は殆ど更新できなかった当Blogですが、2010年の締め括りとして今年ハマった「やる夫シリーズ」を紹介します。


■「やる夫がドラゴンクエストの開発者になるようです」(泳ぐやる夫シアター)
僕にとっての「やる夫・オブ・ジ・イヤー」。『ドラゴンクエスト』の開発エピソードを「独自の解釈」(←重要)を加えて描いた傑作。堀井雄二氏と中村光一氏がファミコンに、そして日本にRPGを根付かせるために悪戦苦闘した様子。既に人気漫画家としての地位を確立していた鳥山明氏や、開発陣にとって「異分子」以外の何者でもなかった大物作曲家・すぎやまこういち氏が参加した、意外な経緯。そんな開発陣を支えたエニックスのプロデューサー・千田幸信氏の苦労ぶり、などなど…。
ゲーム好きには興味深い良作です。


■「やる夫で学ぶガンダム」(泳ぐやる夫シアター)
有りそうで無かった、ファーストから『00』までの「ガンダムシリーズ」を解説した一作。
ナビゲーター役のキャラが途中でコロコロ変わるあたりが、「宇宙世紀ファン」「ジオンファン」「腐女子」などなど多様なファンを抱えているガンダムシリーズらしい。


■「やる夫が聖地巡礼を機に町おこしに取り組むようです」(泳ぐやる夫シアター)
近年のオタク業界における新たなる鉱脈「聖地巡礼」について、一応架空の、でも誰がどう考えても「あの作品」の「あの聖地」を基にした、とある町でのお話。


■「探偵 備府出やらない夫」(やる夫まとめてみるブログ)
ファミコン以来の長寿推理アドベンチャー『探偵・神宮寺三郎シリーズ』を基にした一作。これに影響されて、ニンテンドーDSでリリースされている『神宮寺』シリーズをプレイしてみたほど。


■「やらない夫が自作PCを組み立てるようです」「やらない夫が自作PCを改良するようです」(AAまとめブログ)
自作PCの組み立て&改良について紹介した、技術系の一作。「使っているパソコンは既製品で、中身がどうなっているかは解からない」なんて人(つーか、俺のこと)にお勧め。


■「やる夫と選ぶ携帯電話&スマートフォン」(それにつけても金のほしさよ)
こちらも技術系の一作。「携帯電話は通話とメールとニュースサイトを見る程度」とか「スマートフォンiPodAndroidの区別がつかない」なんて人(これも俺のこと)にお勧め。


■「新・やる夫の関が原戦線異常アリ」(それにつけても金のほしさよ)
こちらは現在も継続中の長編。関が原の戦いにおける小早川秀秋(=やる夫)の活躍を描いた一作…と思いきや、関が原に至るまでの豊臣政権の紆余曲折七転八倒ぶりが描かれて、とんでもないボリュームになっている。
現在の事実上の主役は、秀吉晩年の独裁ぶりや家臣団の内部分裂や地方大名の反乱に振りまわれて苦労続きの政権ナンバー2である徳川家康。家康役の伊藤カイジはベストキャスト。


今後も「やる夫」シリーズは随時チェックしてゆくので、当Blogでも紹介する予定です。