期待通りの面白さ

以前に紹介した「やる夫作品」が、期待通りの面白さになってきたので、改めて紹介。


■やるやらで学ぶゲームの歴史 第三話 手のひらの中の太陽(泳ぐやる夫シアター)
いよいよ日本を舞台にして、お馴染みの「あの会社」や「この会社」が歴史の表舞台に躍り出てくる。
アーケードから参戦してきたタイトー玩具メーカーから参入した任天堂。そして、札幌のマイコンショップから興ったハドソン。
特にハドソンに関するエピソードは(やる夫スレならではの脚色はあるにせよ)ハチャメチャでもう爆笑。


■やるやらで学ぶゲームの歴史 第四話 ゲームの神々(泳ぐやる夫シアター)
ここでのメインは、『マリオ』を創った任天堂宮本茂氏と、『ゼヒウス』を創ったナムコ遠藤雅伸氏。共にファミコンの世界では「神」と呼ばれるに相応しいのゲームクリエイター
そんな二人は、それぞれの会社に入社した頃からバリバリ活躍していた…というワケでもないのが意外。
そして『信長の野望』でお馴染み「シブサワ・コウ」こと襟川陽一氏に至っては、潰れた染物問屋の息子が家業再建を賭けて…というから、サクセスストーリーはどこから始まるか分からないもんだ。


■やるやらで学ぶゲームの歴史 第五話 RPGの黎明(泳ぐやる夫シアター)
サブタイトルが示すとおり、RPGで名を馳せる(合併前の)エニックスとスウクェアが中心。
共に「ゲームを作りたいけど、作り方が分からない」という会社が、あの手この手でクリエイター(といっても当時はまだ「マイコンユーザ」の延長のようなもの)を見つけるか、という話。
これで当時はまだ学生だった、『ドラゴンクエスト』を創った中村光一氏と『ファイナルファンタジー』を創った坂口博信氏が世に出てくるのだから。
一方、ファミコンをリリースしたばかりの任天堂には、一人の「押しかけプログラマー」がやって来た。その彼…岩田聡氏が任天堂の社長にまで上り詰めてしまうのだから、世の中は本当に分からない。
中村氏と岩田氏は、共に若くして「天才」と呼ぶに相応しいプログラマーで、デビュー早々に目覚しい活躍を見せている。この点は前回登場した宮本氏や遠藤氏と対照的だ。