『北斗の拳』について気づいたこと!
今週気づいたこと!
『北斗の拳』は、もはや「ジャンル」であり「産業」だ!
…というのも、こんなニュースを目にしたから。
■「北斗の拳」がギャグアニメに、大地丙太郎監督でTV放映(コミックナタリー)
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この『DD北斗の拳』は、「本編」である『北斗の拳』のSDキャラが繰り広げるギャグアニメということで、北斗版『SDガンダム』というもの。
『北斗の拳』は本編終了後も、特に「コミックバンチ」が創刊されてから、続々とスピンオフ作品が発表されている。ラオウやユリアやレイやトキという人気キャラはもちろん、外道キャラのジャギ、果ては一発キャラのハート様まで題材になっている。
■『北斗の拳』ハート様の過去を行徒が描く、ゼノン読み切り(コミックナタリー)
…で、こんな風に派生作品が増えてくると、着いて回るのが「公式・正史」の論争。
世界観や設定や描写に、矛盾や破綻が出て来るのもお約束。
一方、そんな論争を巧く消化しているのが『マクロス』シリーズ。
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シリーズの各作品は「架空の世界(マクロスワールド)の歴史年表をモチーフにして、後から作られた創作作品」という、言わば二重の意味でフィクションになっている。さらに言うと、その歴史年表も為政者(=製作サイド)の都合によって書き換えられることもあるという。
だから、各作品毎に設定の矛盾があっても、フィクション特有の「演出」や「独自解釈」になるワケか。それ位の広い心で、シリーズを楽しんで下さいってこと。
『ガンダム』も『マクロス』も、そして今回の『北斗の拳』も、設定とか年表とかに収まらない程に人気を博して、作品世界を広げているんだなぁ。