久々に「ガンダム漫画」を買ってみる


機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統 1 (カドカワコミックスAエース)

機動戦士ガンダム クライマックスU.C. ―紡がれし血統― (1)
作者:漫画・森田崇、シナリオ・中村浩二郎
出版社:角川書店
定価:\540(税別)
発売日:2006/10/26

ASTRAY』以外のガンダム漫画を買うのは久しぶりな気がする。
本作はPS2ゲーム『』のタイアップ漫画で、「U.C.」のタイトルが示すとおり、ファーストガンダムから『F91』までの時代を、オリジナルキャラ「カムナタチバナ」の視点で描いている。


構成は少し変わっていて、カムナの青年時代であるファーストから『0083』→『Z』→『逆襲のシャア』までと、老年期である『F91』の時代を平行して描いている点。青年カムナは軍高官の父と衝突しながらも、仲間と共に最前線で戦い続ける。一方、自らが軍高官となった老年カムナは、自分に反発して家出した息子がクロスボーン・バンガードの一員となっていたことを知り、激しく苦悩する…。


この手の「宇宙世紀を通覧した作品」って、ありそうで意外と無かったりする。年表としては続いているけれども、ファーストで活躍したキャラが『Z』や『逆シャア』では(メインであるアムロやシャアやブライトを除いて)殆ど出てこなかったりして。
それぞれの作品が、宇宙世紀の年表では飛び飛びの「点」みたいな感じだけど、本作ではカムナの生涯を通じて「線」にしようとしている。これは中々面白い試みだと思う。


本作を読んで色々と思うところがあったので、後日また書いてみようかな。