『アニメ三銃士』放送20周年記念祭(パイロット版)

今日は我がバイブル『アニメ三銃士』の放送20周年記念日です。
…と言っても、一般に知られているTVシリーズではなく、パイロット版『鉄仮面を追え〜ダルタニャン物語より』の方ですが。


解説すると『鉄仮面を追え』は『アニメ三銃士』の放送開始より遡ること5ヶ月前。1987年5月5日にNHK総合で「子どもの日アニメスペシャル」として放送。放送形式は25分の単発型で、そのタイトルが示すように『アニメ三銃士』における鉄仮面編のベースとなる内容でした。
アニメ三銃士』の好評に伴い、見逃したファンから「再放送して欲しい」「ビデオソフト化して欲しい」という声も多かったが実現せず。長らく「幻の作品」となっていました。
しかし、2003年に発売されたDVD-BOX『アニメ三銃士〜パーフェクトコレクション』にて初のソフト化。これでようやく観ることができたというファンも多いことでしょう。
…かく言う僕も、その一人なワケですが。


以下、感想というか雑感のような物を書いてみる


物語はダルタニャンが既に銃士となり、アトス・アラミス・ポルトスの「三銃士」と行動を共にしている状態からスタート。パリの街を騒がす鉄仮面を捜査しており、やがて鉄仮面が企てる大陰謀「フランス国王すり替え」に立ち向かう…という内容。もちろん後の『アニメ三銃士』に流用されている部分もあり、違うところもありですが。


で、『アニメ三銃士』との違いといえば、主人公・ダルタニャンの声優が古川登志夫さんであること。他のキャストは全員同じなんだけど、なぜ主人公だけが変わったんだろう。
あと、『アニメ三銃士』の一番人気であるアラミスについて。「実は女性」という衝撃の設定で伝説となったアラミスだけど、本作では原作準拠で男性と設定されていたらしい。なぜなら馴染みの酒場には、シャルメーンというガールフレンドがいたのだから!…あっ、実は本作のアラミスも女性で「シャルメーンとは(約20年後に流行る)百合百合な関係だった」とか「実はシャルメーンも、女装している男性だった」とか考えちゃダメですよ!
そんなシャルメーン、アラミスが女性に設定変更されたことで、後の『アニメ三銃士』ではオミットされたのかな。だとしたら、ちょっと残念な気も。だって演じていた声優は、当時はデビュー直後で無名だった林原めぐみさんだったから。


というワケで、『アニメ三銃士』の放送20周年記念祭に先駆けて、パイロット版『鉄仮面を追え』の放送20周年記念祭のような物を、ささやかながら行ってみました。
本Blogを長年ご覧になっている方はご存知だと思いますが、僕はBlogと並行して『アニメ三銃士』のレビューを中心としたホームページも作っています。しかし、何時まで経っても作成中と言うべきか、ゴールデンウィークにちょこちょこ形を整えては、次に着手するのはお盆休み…という無精ぶり。それこそ上記エントリで言うところの「いつかやろう」「時間があったらやろう」状態でした。


しかし、今年は『アニメ三銃士』放送20周年ということで、作品のレビューを作成・公開するには、又と無い好機なワケです。これを逃したら、次は25周年、否、30周年まで先延ばしにしてしまうかも…。
というワケで、春先から『アニメ三銃士』のレビューページを着々と作成しているところです。
進捗としては作品概要、スタッフ&キャストの一覧、メインキャラクターの紹介まで作成。次はいよいよ、全52話+劇場版『アラミスの冒険』、そして今回紹介したパイロット版『鉄仮面を追え』のストーリー紹介に着手するところです。土日はもちろん、平日でも仕事が早めに終わった時は、地道にコツコツと進めて行ければと思ってます。


そして今年、2007年10月9日には『アニメ三銃士』の放送20周年記念祭として、ホームページを公開する予定です。つーか、完成していなくてもムリヤリ公開する覚悟です。


…まぁ、期待せずにお待ち下さいな。