機動戦士ガンダムSEED DESTINY

#36「アスラン脱走」(6/25)
【議長とアスラン、決別の時】
ジブラルタル基地にて。"デスティニーガンダム"と"レジェンドガンダム"の説明をするギルバート・デュランダル議長。最新鋭機を託されて大喜びのシン・アスカに対して、アスラン・ザラは渋い顔。そんなアスランに「レジェンドはどうかな?」と問いかける議長。これは「レジェンドを乗りこなせそうか?」と同時に「この先もザフトで戦ってくれるのか?」という意味だったのか。それに対してアスランは、アークエンジェル討伐命令の真意を聞く。議長の答えはズバリ「私のところに来なかったから」。もちろん「戦闘になると現れて好き勝手に暴れるから」という理由もあったけど。偽のラクスを仕立てた時点で、アークエンジェル(つまりはラクス一党)を消すつもりだったと推測してみる。アスランを味方に引き込んだのは単純に戦力としてだけではなく、ラクス一党の情報を得るためか。あるいは、あわよくば本物のラクスも味方にしようと企んでいたのかな?
ともあれ、アークエンジェルの一件でアスランが議長に決定的な不信感を持つことになった。そして、議長も・・・。


【裏切り続々、地球連合軍】
その頃、基地にはザフトに同調する地球軍の艦隊が続々と集まっていた。煽られやすいのは民衆だけじゃない模様。画面に出ていたのは東アジア共和国の艦隊らしいけど…おおっ、あれはキサカじゃないか。オーブで見かけないと思ったら、亡命していたのか?
アーサー「これで一斉に裏切られたら、基地はお終いですね!」(ノ∀`)アーサー・・・。でも視聴者も少なからず同じ事を思ったはずだ


【俺は人形になれない!】
議長とレイ・ザ・バレルの密談。やっぱりレイは議長が送り込んだミネルバの、特にアスランのお目付け役だった模様。レイは、アスランが今なおアークエンジェルに強い想いを持っていると報告。それを議長は「余計な事を考え過ぎる」と一蹴し、逮捕の指示を出す。その内容をミーア・キャンベルから聞かされたアスランは「俺は議長の人形になれない!」と脱走を決意する。アスランにとって議長の言葉は裏切りと感じたんだろうな。セイバーガンダムを議長から託された時*1には「私誤った道を行こうとしたら、君もそれを正してくれ」と言われた。それが今になって、いや今までずっと「思い通りに動く人形」扱いされたのだから。
一方、アスランの決意に戸惑うミーア。議長にとっては、彼女も意に従う人形に過ぎない。アスランによってそれを知らされ、共に逃げるよう誘われるも「私はラクスがいいの!」と拒絶する。あー、辛い展開だなぁ・・・。議長の本心を知っていて、それでも利己心から偽ラクスをしているのならともかく、ミーア本人も少なからず疑問や罪悪感を持っているようだし・・・。議長、ここでも裏切られフラグが立ってます。
あと、ミーアの素顔と思しき顔もワンカットだけ登場。どうやらラクスに似ていたのは声だけの模様。


メイリン株急上昇】
さて、ここからはネット各所の感想サイトで話題沸騰のメイリン・ホーク大活躍シーンです。
コレが切っ掛けで、メイリンに転んだ男性視聴者も少なくないことでしょう。
ああ、俺だってそうだよ!
だってよぉ、アスランを匿うためにバスタオル姿だぜ!
逃げるアスランの足にすがって引きとめだぜ!
「今まで言い出せなかったけど、ずっと前から好きでした」状態だぜ!
あの濡れた髪、潤んだ瞳、そして折笠富美子さんの清純ヴォイスだぜ!
なら、(*´Д`*)ハァハァ…するしかないじゃないか!(CV:石田彰*2
少々取り乱しました、失礼。
ただ、ハァハァ抜きで見ると、メイリンの脱走幇助は唐突過ぎに思える。アスランへの想いはともかく、ザフトを裏切るのは理由も伏線も少な過ぎるし。暢気で優等生なキャラだから「私が弁護しますから、大人しく出頭して下さい」とか言いそうだったのに。いや。これが恋する乙女の大胆さなのか。
グフに乗り込む時、共に逃げるよう手を差し伸べるアスラン。ついさっきはミーアに拒絶されたけど、メイリンはその手を受け取る。かくして始まる二人の逃避行。その先に待つものは・・・。
とりあえず、メイリンの今後が激しく気になる。

*1:10話

*2:スイマセンスイマセン、生きていてゴメンナサイ